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製品ラインナップ

エコーキャンセラー −高速H∞フィルタ−

株式会社エー・アール・アイの「Artifit Voice(アーティフィット・ボイス)」をベースとして音声認識に適応させたエコーキャンセラー製品です。
このエコーキャンセラーは、従来技術では両立することが困難な小規模演算・高速同定・ロバスト性を高速H∞フィルタ(J-FHF)で実現しています。このフィルタのダブルトークやノイズ環境に強い特徴を利用し音声認識のバージイン機能に適応させました。

※『高速H∞フィルタ(J−FHF)』は、岩手大学の西山清教授によって発明された技術です。
この技術は国の有用特許取得制度により国立研究開発法人情報通信研究機構が特許権を有しています。

高速H∞フィルタ(J-FHF)の特徴

ロバスト性が大きい

周辺のノイズ音が大きい場合やスピーカからの相手の声や音が出ているときに自分が発話する場合(ダブルトーク状態)においても、広く使われているNLMSアルゴリズムでは実現できない非常に高い収束とロバスト性をもっています。

有色信号で高い収束性能を示す

音声や音楽信号などの有色信号での収束において、広く使われているNLMSアルゴリズムでは実現できない収束速度、高い収束性およびエコー削減量が実現できます。

タップ数は収束性能に影響しない

NLMSに比べ、広帯域化によるタップ数増加状況でも収束時間は、ほぼ変わりません。

『高速H∞フィルタ(J-FHF) 』の応用
エコーキャンセラー
  • 音声信号で高速に同定
  • 同時通話(ダブルトーク)に対しても安定、頑健
アクティブノイズキャンセラー
  • 周囲環境の変動に高速に追従
  • 外乱に対して安定、頑健
ハウリングキャンセラー
  • マイクの移動(経路変動)に対して瞬時に追従
  • 発話時も安定、頑健
その他
  • 音場補正、音響特性補正にも高速かつロバストなシステム同定法として応用可能
各種適合アルゴリズムの特徴
適応アルゴリズム 特徴 演算量
(タップ数:N)
NLMS
  • 収束特性がタップの大きさに依存する
  • 有色信号で収束速度が低下する
3N
FDAF
(周波数領域LMS)
  • 有色信号を擬似的に白色化し収束性能を向上
  • 連続的な動作と収束の安定性が両立しにくい
  • FFTと逆FFTの演算量(N log2N)が必要
2N + N log2N
FAP
(高速アフィン射影法)
  • 高次の射影次数に対する演算量を削減
  • 従来のAP法の特性を保持
  • 誤差累積による性能劣化防止など安定性の改善が課題
2N+ 20M
(M:射影次数)
RLS法
  • 有色信号に対して白色雑音と同等の収束速度
  • 演算量の関係から高次のタップ数が必要な音響用途の応用が困難
2N2
J-FHF
(J-ユニタリアレイ形式を導入したJ-高速H∞フィルタ)
  • 収束速度が速い
  • 有色信号で収束性能が高い
  • 並列化可能なアルゴリズム
7N
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